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2011年01月 アーカイブ

植物は世界を養う 4

主要な4つの作物を順にあげると、サトウキビ、コムギ、コメ、トウモロコシです。


すべてイネ科の草本です。


収穫されたサトウキビの大部分は加工するときに失われる水分なので、コムギ、コメ、トウモロコシが、ほんとうの意味で世界を養っている作物です。


1977年に、ちょうど14種類の作物の収穫量は5000万トン以上であり、それらの作物のうち半分はイネ科の草本でした。


全農場の70パーセント以上で穀物が栽培されています。


これらの穀物は、人類の摂取カロリーの半分以上を供給しています。


ただ残念なことは、ほとんどの穀物もまた必須アミノ酸含有量が低いことです。


我々が直面している重大な問題は、現在の世界を養う十分な食糧をいかにして栽培するかではなく、人口が2倍、3倍、4倍になる未来の世界を養う十分な食糧をいかに生産するか、ということなのです。


今のところ、現在の世界を養うものを十分に栽培していますが、作物の約半分は病害や害虫のために失われています。

植物は世界を養う 5

飢えた人々に食糧がうまく行き渡るようにすることについても問題があります。


多くの人が指摘してきたことですが、問題は農業に関してというよりは、収穫物を無駄なくどう分配するかにあるのです。


熱帯の国々では、せっかく収穫しても・大量の損失が起こります。


しかし、たとえこうした分配問題が解決されても、未来の人口増加を支える食糧を用意できないでしょう。


とりわけ困難な問題があって状況が複雑になっています。


増加した人口を住まわせるために新しい都市が必要なのです。


しかもこれらの都市は、良好で耕作に適する土地につくられていることが多いのです。


たとえば、南カリフォルニアのオレンジ郡にすばらしい農場が展開していて、ニ毛作、三毛作または四毛作も可能ですが、いまや超高層ビルやアパートなどを支えるために土地がコンクリートやアスファルトでおおわれつつあります。


エジプトでは、カイロの人口が急増しているので、アスワン・ダムの水を引いて新耕作地を開いても、町が広がることで農地が潰されていくスピードにはとても追いつけない状態です。


発展途上国の多くでは、人口増加が、それぞれの国の食糧供給能力にますます重圧をかけつつあります。


しかし、国によってはその問題がほかの国に比べて小さく見えるところもあります。

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