アメリカ企業文明の序幕
1814年イギリスとの戦争が終わるや、どっと流れこんできたのがイギリスの製品でした。
これは、ようやくテイクオフしかけたアメリカ産業にとっては大打撃でした。
最も大きな打撃を受けたのは、ニューイングランドの繊維業でしたが、これを契機にたちどころに保護主義の波が繊維からほかの産業へと全国に拡がっていきました。
こういった機運のなかで1816年に関税法が制定され、輸入品に対する関税障壁が高められました。
その後1824年、1828年、1832~33年、1842年、1857年と、同法の改正のたびにその障壁が引き上げられていきました。
・・・このような産業保護主義的政策は世紀を超えて、1930年代の大恐慌において最高潮に達したことは周知のとおりです。
ここで歴史ドラマ、アメリカ企業文明の序幕の幕が下りるのです。
鉄砲の音や戦いの関の声などがきこえるなかで、舞台は暗転しはじめます。
南北戦争がはじまったのです。